経営の失敗で借金まみれに

私は、小さな飲食店を経営しています。 元々は会社員だったのですが、脱サラをして自分がかねてよりやってみたかった蕎麦屋を始めました。 約3ヶ月ほど、知人から紹介された蕎麦屋で修業をした後、自己資金と銀行から借金で200万円を借入して店舗を借りました。
自分的には、美味しいそばを出しているつもりなのですが、なかなかリピート客が増えなくて苦労をしました。 それでも最初は赤字でも徐々に黒字になるだろうと考えていました。 でもその見通しが甘かったことが借金をして店を出してから半年ほどで分かりました。 蕎麦屋を営業するには材料費や光熱費が掛かります。 本当なら銀行から借りている借金を返済していかなければならないのに、それもままならない状況となりました。
親からもお金を借りている状況となり、自分的には借金まみれの状況になってしまったのだと感じました。 このまま、営業を続けても借金返済の目途は立ちません。 そのため、結局店じまいをして、今はバイトで生計を立てています。 銀行への借金返済もそのバイトで得たお金から毎月少額ですが支払っている状況です。
親の借金は、まだまったく返済できていません。 とりあえず、借金まみれとならずに済んだのがせめてもの救いです。 自己破産をしたわけではないので、とりあえず社会に迷惑を掛けなくて済んでいます。
借金癖が治らない友達
僕の同期入社した元友達の話しです。 その友達は、働いて給料を貰っているにも関わらず、とにかく常に金欠状態でした。 そのため、周囲の人からもお金を借りている状況でした。
多くの人からお金を借りているという事は、複数の同期からの話しで聞いていました。 あるとき、私にもその友達は借金の申し出をしてきました。 ですが、借金まみれであることは知っていたので、「お金を貸すことはできないけど、ご飯ならおごってあげるよ」ということで妥協をして貰いました。 よく「人にお金を貸したならあげたものと思え」と言われますが、彼の場合は、借金としてお金を貸したら絶対にそのお金は戻ってこないと思ったからです。
それならご飯をおごってあげた方が安上がりとの判断です。 結局、その借金まみれの友達は、会社を辞めてしまって音信不通となりました。 借金まみれとのうわさが同期の間で広まっていたので、会社にいづらかったのだと思います。 結局、彼にお金を貸した同期のほとんどが借金を踏み倒されたのでした。
債務整理として自己破産をするという方法もある
今は、サラ金という言葉はあまり使われなくなりましたが、消費者金融、要はキャッシング会社での借入れが高金利だった時代がありました。 年率で100%を超えるような金利で借し出されていたこともあり、金利によって雪だるま式に借金が増えていくことがありました。
その結果、借金まみれとなり、厳しい取り立てもあり自ら命を絶ってしまう方が多発してサラ金は社会問題化しました。 その結果、貸金業者の金利などを規制する法律の改定が複数回実施され、今では、貸付金利は最高でも実質年率20%以下と決められています。
その結果、借金まみれとなる方は、大幅に減ることになりました。 今、借金まみれで苦しんでいる方の多くの方は、住宅ローンを組んだけど、その後、失業をしてしまった方です。 家を売ることでお金はできますが、借金の全額を支払うことができず、借金が残ってしまう事が多いです。
幸運にも仕事に就けて、安定収入を得ることができれば良いのですが、そうでないならば、自己破産をしてしまった方が良いでしょう。 借入した銀行には迷惑を掛けてしまいますが、銀行もある程度は債権の回収ができないことは見越して、金利などの設定をしています。
ですので、自己破産をすると負い目を感じるかもしれませんが、さほど迷惑を掛けないはずです。 ただし、個人からお金を借りている場合は、話は別です。 その個人に迷惑を掛けない借金問題解決方法を考える必要があります。